【th(θ / ð)】の発音がうまくできなくて、何度も聞き返されることありませんか?
僕自身カナダ留学中に、時間を確認しようとしたら、「three」や「thirty」が聞き取ってもらえなかったことがありました。
日本人の8割が区別できない【th(θ / ð)】の発音ですが、誰でも簡単に【th(θ / ð)】を発音できるコツが実はあります!
今回の記事では、日本人の8割が間違える【th(θ / ð)】の発音を改善する方法を紹介します。この記事を読むと、【th(θ / ð)】を【s / z】と混同せず、使いこなせるようになります。ぜひ最後まで見ていただけると嬉しいです!
⒈ なぜ日本人の8割が【th(θ / ð)】を苦手とするのか
まず、日本人が【th(θ / ð)】の発音を苦手とする理由を説明します。理由は大きく分けて3つあります。
①母語干渉
②日本語にない発音
③発声学的要因
順番に説明します。
①母語干渉
母語干渉は、第二言語を話す際、第一言語(私たちは日本語)の影響を受けることを言います。具体的な例を挙げると、8割の日本人が【th(θ / ð)】の代わりに【s / z】で発音しています。他言語の発音記号を知らないで、聞いて真似するだけの学習方法をしていると、この間違いに陥りがちです。
②日本語にない発音
【th(θ / ð)】は日本語ではほとんど使わない発音なので、難しいと感じます。前述した【s / z】を代用してしまう理由も同じで、よく使う音を無意識に当てはめてしまうのです。
③発声学的要因
おそらく8割の方が、発声学の中で【th(θ / ð)】をどのように発音するのか知らないと思います。知らない音は再現できないのは当然ですよね。
散見されるのは、知らない状態でシャドーイングなどに取り組んでしまうことです。人間は習慣の生き物なので、【s / z】の代用に慣れてしまうと、取り返しがつかない状態になるかもしれません…
⒉【th(θ / ð)】の発音を発声学的観点から解説!
【th(θ / ð)】を自然と発音するためには、発声学に基づいて理解することが重要です。よく混同される【s / z】を比較しながら、解説していきます!
【th(θ / ð)】はどのような音なのか?
結論から言うと、【th(θ / ð)】は「舌と前歯の間を通る呼気の摩擦音」です。
【s / z】を比較すると、摩擦の起こる場所が違います。
【s / z】は硬口蓋(歯茎より少し上の硬い部分)と舌の摩擦音です。
「酸っぱい」と言う時、硬口蓋に呼気を感じるのではないでしょうか?
「three」と言う際、硬口蓋に感覚のある方は要注意です!
⒊ 超効率的!【th(θ / ð)】発音徹底攻略3ステップ!
8割の日本人が苦戦する【th(θ / ð)】ですが、理解してしまえばすぐに改善できます。ここからは、僕が留学中に発見した超効率的な改善方法を紹介します!
①【s → f の途中】に th(θ)が生まれる
②単語中の【th(θ / ð)】の位置によって少し発音を変える
③実際の会話の中で使えるようにする
①【s → f の途中】に th(θ)が生まれる
僕の体感では、【th(θ)】の音は s の音から f の音へ移っていく途中 にあります。
s は「舌と硬口蓋」で摩擦が起こりますが、そこからゆっくり f の形に近づけると、呼気が 前歯と舌のすき間 に移動していく瞬間があります。
この「スー →(移動中)→ フー」の“間”で感じる、前歯と舌のあいだの軽い摩擦。
これこそが th(θ)の正体 なんです。
最初から th を狙うより、s → f の移行中の“通過点”として th を捉える と驚くほど出しやすくなります。
② th の位置で“出し方”を少し変える
単語のどこに【th(θ / ð)】が来るかによって、舌の出し方が微妙に変わります。
これは L の ダークL/ライトL を使い分ける感覚と近く、
「音の位置によって舌のポジションが変わる」という同じルールが働いています。
語頭(three、think など)では、少し大げさでもいいので 舌先を前に出して前歯で軽く挟む と音が安定します。
語尾(bath、with など)は、舌を大きく出す必要はなく、
舌先を前歯に軽く触れる程度 で十分に th の摩擦が生まれます。
この位置の違いがわかると、【th(θ / ð)】が一気にクリアになります。
L の発音変化に触れた記事もあるので、気になる方はこちらもどうぞ!
https://englishnerduk.com/jitsuharyorizenzenmuzuinogalyanen/↗
③ 実際の会話の中で使えるようにする
単語がクリアできたら、英文の中で練習していきます。
文章中だと、【th(θ / ð)】が単語の頭文字にあっても、前の単語によって舌の出し方が変わります。
たとえば I think… のような文だと、舌を大きく出さなくても自然な【th(θ / ð)】の摩擦が作れます。
反復して練習することで、クリアで自然なスピーキングが身につきます。
⒋【th(θ / ð)】を発音する際の注意点
SNSなどで「舌を噛んで発音する」とよく見ますが、実際には噛んでおらず、正しくは 舌を前歯で軽く挟んでいるだけ です。
舌を噛んでしまうと息の通り道が塞がれ、呼気が頬の方へ逃げてしまい、【l】のような音になります。
【th(θ / ð)】を発音するときは
- 舌は噛まない、軽く挟むだけ
- 呼気は舌と前歯のすき間を通す
この2点を意識すればOKです。
【まとめ】【th(θ / ð)】発音の重要ポイント

・日本人の8割が苦手な理由
①母語干渉 ②日本語にない音 ③発声学の知識不足
・【th(θ / ð)】は「舌と前歯の間を通る摩擦音」。【s / z】とは摩擦が起きる場所が違う。
・改善の3ステップ
①【s → f】の途中で th(θ)を感じる
②語頭・語尾で舌の出し方を調整
③英文中で前後の単語とのつながりを意識して練習
・「舌を噛む」は間違い。正しくは、舌を前歯で軽く挟む。
正しい位置と感覚を理解すれば、誰でもクリアな【th(θ / ð)】を出せるようになります。
コツコツ練習して、自然で聞き取りやすい英語を身につけましょう!

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